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INTERVIEW

アンター株式会社

整形外科

中山俊

医師同士がオンラインで相談し合える医療

医師同士がオンラインで相談し合える。そんなサービスは、医師の偏在や救急患者のたらい回しなど、さまざまな医療課題を解消できると、今までも多くのプロジェクトが立ち上がってきました。そんなサービスで、実際に医師同士の顔が見える関係をつくり、実名性かつAIまで取り入れようとする医師の取り組みがある。

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他の診療科の知識をアップデートできない

ー今、挑戦していることを教えていただけますか?

私たちの会社、アンタ―株式会社では「つながる力で医療を支える」ことを理念に、医師同士が相談できるアプリケーションを開発しました。医師1人だと、診ることのできる患者さんが限られますが、医師がネットワークをつくってお互いにコミュニケーションを取ると、多くの患者さんの要望に応えることができます。

ネットワークをつくって医師同士がコミュニケーションを取ることで、目の前の患者さんに対して「後ろには多く医師がいる」という世界観がつくれるのではないかと思い、アプリを作りました。

ーそのようなことを考えたきっかけは何だったのですか?

きっかけは医師4年目の時。整形外科医として外傷が少しずつ診られるようになってきましたが、病院では内科の患者さんも対応しなければいけない状態でした。しかし初期研修を修了して2年も経っていると、ガイドラインが変わっていたり、糖尿病などの薬のことも全然分からなくなっていたりして――。整形外科の道を進むにしても、他の診療科について、常に自力で知識をアップデートしていくことは無理なのではないかと思ったのです。そして、他の医師と情報共有や相談し合えることが大事なのかもしれないと考えて、活動を始めました。

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PROFILE

中山俊

アンター株式会社

中山俊

アンター株式会社 代表取締役/翠明会山王病院 整形外科医師

鹿児島県出身。鹿児島大学医学部を卒業後、東京医療センターで初期研修。2016年にアンター株式会社を創業し、医療現場の医師が相互に助け合う、実名制の医師同士の相談サービス「Antaa QA」を運営している。

 

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