coFFee doctors – ドクターズドクターズ

INTERVIEW

クリニックB 院長

美容皮膚科

下島 久美子

喜びを与える美容皮膚科の仕事とは?

日比谷・有楽町に美容皮膚科を専門とする「クリニックB」を開院した下島久美子先生。もともとは内科が専門で「美容」にはあまり良い印象を持っていなかったといいます。そんな下島先生が美容皮膚科の道へ進み、クリニックを開こうと思った理由とは? 美容皮膚科の仕事とそのやりがいについて伺いました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 1
  • 2
  • 3

「普通」の人が気軽に受ける、美容皮膚科の治療

美容皮膚科に進んだきっかけは何ですか?

同じ医局の先輩が内科から転科して美容皮膚科のクリニックを開業しており、軽い気持ちで見学に行ったのがきっかけです。もともとは内科を専門としており、その時点ではまさか自分が美容の道へ進むとは思っていませんでした。

それまで、美容の分野には正直あまり良くないイメージもあったんです。特殊な、ごく一部の限られた人たちが受ける医療で、閉鎖的な世界なのではないかと思っていました。でも、そのクリニックに見学に行った時、それまで持っていたマイナスのイメージがあっという間に払拭されました。

実際にいらっしゃっているのは、自分の母親や日頃会っている友達のような方々で、特殊な世界ではなく、皆さん美容室に髪を切りに行く感覚で気軽に受診されていたのです。美容皮膚科が当たり前のように浸透していたことに衝撃を受け、逆に自分自身に美容医療に対する偏見があったことに気づき、美容医療がポジティブな印象に変わりました。同時に「これをやってみたい」と思いました。

きっかけはもう一つあります。以前から気にしていた虫刺されの痕がシミのようになっていて、見学に行ったクリニックでその箇所にレーザーを照射したところ、目に見えて改善していったのです。それまでは皮膚科で処方してもらったクリームを塗っていたのですが、大幅な改善はなく、半ば諦めていました。その時、この「少し踏み込んだプラスαの治療」を望んでいる方は大勢いるはずと思ったのです。

美容外科には敷居が高くて行きづらい方でも、しみやしわを取ったり、にきびを治したりという、スキンケアを中心とした美容皮膚科であれば、気軽に受診できるのでは。「あまり人には知られずに、でも、きれいになりたい」という日本人の国民性にも合っているのでは。そう思ったのです。

_G4A6862

美容皮膚科の治療について、もう少し詳しく教えていただけますか?

美容というと、メスを使った外科系の治療が主流でした。痩身を例に挙げても、まず思い浮かぶのは、脂肪吸引ではないでしょうか。脂肪吸引というのは、大幅なサイズダウンは見込めますが、リスクのない治療ではありません。「リスクを伴う大幅なサイズダウンは望まないけれど、部分痩せや、ちょっとこの部分を減らしたい」という方にレーザーなどの機器を使って、満足のいく結果を出すことができるのが美容皮膚科で行える痩身治療です。

今は痩身エステなどもありますが、美容皮膚科では、医師が扱う前提で出力の高い機器を使用しますので、医学的根拠に基づいた結果の出る治療を提供することができます。

  • 1
  • 2
  • 3

PROFILE

下島 久美子

クリニックB 院長

下島 久美子

金沢医科大学卒業後、杏林大学第一内科に入局し内科医として臨床経験を積む。その後、六本木わかばクリニックへ入職しレーザー治療、注入療法の美容医療全般を学び美容皮膚科医としての臨床経験を積み現職へ至る。2014年10月に日比谷・有楽町にクリニックBを開院。http://kumiko.clinic

MOVIE

↑