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冬のダイエットの味方!「褐色脂肪細胞」とは[2]

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骨格筋の約100倍という熱産生能力を持ち、脂肪を燃焼させる「褐色脂肪細胞」。効果的に働かせてダイエットにつなげるには?

脂肪を燃焼させる「褐色脂肪細胞」を刺激する要素には、寒さなどによる「外的刺激」と、食品などによる「内的刺激」の二つがあります。

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◆寒さで増える! …「外的刺激」

褐色脂肪細胞は、長期的な寒冷刺激によって増生され、それにともなってエネルギー消費量も増加することが、ヒトの研究で明らかになっています。つまり、冬太りを避けるには、適度に体を寒さにさらして褐色脂肪細胞をきちんと働かせるほうが良いといえます。暖房の効いた室内にこもってしまうのは逆効果です。

◆唐辛子、にんにく、しょうがで増える! …「内的刺激」

褐色脂肪細胞は、交感神経系の刺激によって活性化します。交感神経を刺激する成分の一つに、唐辛子に含まれるカプサイシンがあります。カプサイシンやその類縁体であるカプシノイドの投与により、褐色脂肪細胞が活性化され、脂肪酸の酸化も促されて、内臓脂肪が優位に減少したというデータも出ています。

その他の食品成分としては、アリシン(にんにく辛味成分)やパラドール(しょうが辛味成分)などがあり、同様に褐色脂肪細胞を活性化させる効果が確認されています。

寒いからといって温かい部屋に閉じこもるのではなく、冷たい外気を浴びて、辛味成分の効いたスパイシーなメニューを選べば、自前のヒーター「褐色脂肪細胞」のスイッチが入り、効率的に脂肪を燃焼してくれるというわけです。

寒い冬こそ活躍する心強い味方「褐色脂肪細胞」を働かせて、冬ならではの効率的なダイエットへとつなげましょう!

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医師プロフィール

下島 久美子 美容皮膚科

クリニックB 院長
金沢医科大学卒業後、杏林大学第一内科に入局し内科医として臨床経験を積む。
その後、六本木わかばクリニックへ入職しレーザー治療、注入療法の美容医療全般を学び美容皮膚科医としての臨床経験を積み現職へ至る。
2014年10月に日比谷・有楽町にクリニックBを開院。

下島 久美子
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