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INTERVIEW

J+MED on Madison総院長

家庭医、産業医

中釜 知則

経験したからわかる駐在員と家族の気持ち

銀行員としてニューヨークに駐在後、海外の医大に通い、アメリカで医師になったという異色の経歴をお持ちの中釜知則先生。現在はニューヨークのマンハッタンで、現地に来た日本人患者さんなどの診療を行っています。そんな中釜先生に、これまでのご経験とアメリカの医療についてお聞きしました。

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原点はアメリカで感じた医師のありがたさ

銀行を辞めてまで、アメリカで医師を目指したのはなぜですか?

医師になる前に銀行員としてアメリカに駐在していたころ、私自身や家族が病気で困ったことがありました。その時に診てくれた医師がとてもよくしてくれたことが、医師を目指した原点です。言葉も不自由なアメリカで、きちんと症状を伝えられるだろうか、適切な治療をしてもらえるだろうかという大きな不安の中、日本語で親切に対応してくださった日系の先生がものすごくかっこよく見えました。

銀行員としての駐在期間が終わりに近づいたとき、先のことを考えました。そして、このまま会社に居続けるよりも、技術や知識を身につけてアメリカでやっていきたいと思ったのです。アメリカでは医療の一部としてステイタスのあるカイロプラクティックに魅力を感じ、最初は自然科学の基礎などを勉強していました。学校で解剖なども学ぶうちに医学そのものに興味を持ちはじめ、かつて自分を助けてくれたような医師になりたいという思いが湧いてきました。

アメリカはその気があれば、いつでもチャンスを手にできる国です。当時の私は30歳を超えており家族もいましたが、年に3回入学の機会があるカリブのメディカルスクールを選び、入学を果たしました。朝から晩まで授業や実験に明け暮れながら、春休みも夏休みもない毎日を18カ月続け、アメリカに戻って臨床の現場を経験しながら無事に卒業し、医師免許を取得しました。

イリノイ大学でプライマリ・ケアや産業医のトレーニングを受け、シカゴの大学病院と郡の病院に勤めた後、ニューヨークにある日系のクリニックから声をかけていただき、今に至っています。現在はニューヨークの日系企業に勤務する日本人やその家族の健康診断をしたり、急病で運ばれてくる日本人観光客を診察したりする毎日です。

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PROFILE

中釜 知則

J+MED on Madison総院長

中釜 知則

広島大学総合科学部卒業。住友信託銀行に就職しニューヨークに駐在。ポートフォリオマネージメントに従事後、帰国を前に退職。 セーバー医科大学、イリノイ大学医学部産業/環境医学科卒業。ヒンズデール病院家庭医学インターンシップ、イリノイ大学産業環境医学レジデンシー修了。同公衆衛生大学院を卒業し公衆衛生修士号を取得。現在はJ+MED on Madison総院長。米国予防医学会認定医。産業医学専門医。

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